一本の材料から作ることができる、部品の数
一本の材料から部品を加工するとき、材料一本から何個の部品が加工出来るかを説明します。
2.5m(2,500mm)の長さの材料を使って、全長が3mmの部品を加工する時を説明します。 1m(メートル)の長さをmm(ミリメートル)の単位に直すと、1m=1,000mmとなります。 2.5m(2,500mm)の材料長さを全部は使えないで、残材としての端材が残ります。
弊社ではこの残材の長さを、180mmとして計算します。
部品を長い材料から切り落とす時、包丁のような刃物で切り落とすのではなく、言うなればノコギリの様な幅(厚み)を持った突切りバイトで切り落とします。この突切りバイトの幅(厚み)を1mmとしますと、部品を1個作る毎に、この1mmも材料から消耗します。
その為に、全長が3mmの部品を1個作るには、 材料は(3mm+1mm=)4mm消耗します。
2.5m(2,500mm)の材料から加工される全長が3mmの部品の数量は、 (材料長 − 残材長) ÷ (部品全長 + 突切り幅)の計算をします。
2.5m(2,500mm)の材料から作る事ができる全長が3mmの部品の数量は、今回の具体的な数値を当てはめると(2500 − 180) ÷ (3 + 1)= 2320 ÷ 4 = 580個となります。
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